過去に高金利で借りていた場合、過払い金が発生している可能性があります。請求できる条件と手続きについて解説します。
カードローンは個人の生活にとって重要な金融サービスの1つです。しかし、利息設定に問題があったり、適切な情報提供がされていない場合、過払い金が発生することがあります。この記事では、カードローンの過払い金請求についての対象条件や手続きを解説していきます。
カードローンの過払い金とは何かとは?
カードローンの過払い金とは、金融機関から不適切な利息設定や説明が行われたことにより、借り手が実際に支払った利息が法定の上限を超えている状態のことを指します。この場合、借り手には過剰に支払った利息を返還請求する権利があります。
過払い金請求の対象となる条件
過払い金の返還請求ができるのは以下のような場合です。
- 金融機関の説明が不十分で、適切に利息の上限について説明されていない
- 金融機関の内部規定上の利率が法定の上限を超えている(法定上限は年率 20%)(金融庁, 2023)
- 金融機関の融資条件の設定が不適切で、法定の上限を超えている
過払い金の計算方法と請求手続きとは?
過払い金の計算方法は以下の通りです。
次に、過払い金の請求手続きについて説明します。
過払い金請求の手順
過払い金請求のメリットとデメリットとは?
過払い金の請求にはいくつかのメリットとデメリットがあります。
メリット
- 法定金利を超えて支払った利息が返還される
- 過払い金の返還により借金が減額または完済になるケースもある
- 弁護士・司法書士費用は成功報酬型で過払い金から差し引けることが多い
デメリット
- 手続きには3〜6ヶ月程度かかることが多い
- 該当の金融機関との取引ができなくなる可能性がある
- 交渉が難航した場合は訴訟になることもある
よくある質問
Q過払い金請求ができるのはどんな人?
A2010年6月以前にグレーゾーン金利(年20%超〜29.2%)で借入をしていた方が対象です。消費者金融やクレジットカードのキャッシングで高金利だった場合、過払い金が発生している可能性があります。
Q過払い金請求に時効はある?
A完済から10年で時効となります。完済していない場合(取引継続中)は、最後の取引から10年です。心当たりがある方は早めに弁護士・司法書士に相談することをおすすめします。
Q過払い金請求をするとブラックリストに載る?
A完済後の過払い金請求であればブラックリスト(信用情報への事故登録)には載りません。ただし、借入残高がある状態での請求は「債務整理」扱いになり、信用情報に影響が出る可能性があります。
Q弁護士費用はいくらかかる?
A多くの事務所では成功報酬型を採用しており、着手金0円、回収額の20〜25%程度が報酬となります。過払い金から差し引かれるため、持ち出しなしで依頼できるケースがほとんどです。
Q過払い金請求にかかる期間は?
A交渉で解決する場合は3〜6ヶ月程度、訴訟になった場合は6ヶ月〜1年程度かかることがあります。業者によって対応が異なります。